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4月5日 発売 標準価格:39,800円 本ページ読者の30代以上の”おじさん”なら、誰しも”ベーマガ”のプログラムリストを打ち込んだ経験くらいはあるのではないだろうか。 まだ幼き時代、懸命にBASICのプログラムや、マシン語のダンプリストを打ち込んだ「マイコン」が、今日の半導体技術の進歩によって、極めてリーズナブル&ユースフルな形で我々の前に復活した。それがPC-8801mkUSPである。 掌にスッポリと収まる小さな筐体に、往年の名機PC-8801mkUSR(実際にはFA相当+α)の全機能が搭載されたSPは、当時のゲームはもちろんの事、雑誌のプログラムリストを打ち込んで動作させると言った、昔ながらの楽しみ方が可能だ。 それに加えてSPでは、携帯性という新たな機能を手に入れ、旧来のマイコンには無い、新しい楽しみ方を実現している。 従来機との互換性はソフトだけでなく、周辺機器においても実現されており、信号線の変換は生じるものの、多くの機器が従来通り使える。 SPとして特に大きく変更されたのは、外部記憶装置として5インチFDに替わってスマートメディアが採用された点と、キーボードがテンキーレスのPC-8201互換になった事の2点。基本的には携帯性に関わる部分だ。ちなみに、この88SPシリーズには、CPUのクロック周波数を通常の3倍とした上で、無線LAN(IEEE802.11g)とWebブラウザが搭載された上位機種(modelCH:\79,800)も発表されている。 こちらは、専用の赤いボディカラーは若干気恥ずかしいものの、初回限定400台ながら、専用の本皮製ケースが付属するなど、成熟した大人向けのアイテムとして十分耐える製品となっているのが特徴。 昔のゲームだけでなく、本格的なプログラミングや、現代の情報端末として過不足無く利用したいという欲張りなユーザは、こちらを選択するのも良いだろう。 通例、編集部では新型機は必ず予約し、発売日に入手するのだが、今回はあいにく、予約に失敗してしまった。 そのため、朝8時30分から東京は秋葉原のアソビットシティに並ぶ羽目になってしまった。 この店には150台が入荷したそうだが、9時過ぎにはその台数を超えると思われる人が列をなしていた。 人気ゲーム機でも無いのに、これだけ盛り上がるとは、パソコン少年ならぬ、パソコン”おじさん”のパワーはまだまだ健在の様だ。 購入価格は33,432円(税込)。ヘッドフォン変換アダプタは480円だった。 ◇ ◇ ◇ さて、実機をチェックしてみよう。さすがに現代の機器らしく、視認性や携帯性は十分に考慮されており、簡易表示ながら640x400ドットを表示する液晶にはフロントライトが装備され、暗所での視認性を抜群に高めている。 折りたたみ式の本体には、特別モデルの専用色を含めて4色のカラーが用意され、折りたたんだ状態でポケットに入れて持ち運んでも、違和感を感じない程度の重さ(約150g)に抑えられている。 直線的な外観から、持ちやすさやグリップ感に多少不安が感じられるが、実際に手にしてみると意外と手にしっくりなじむ。 携帯電話用のストラップも装着出来るので、持ち運ぶ機会の多い人は装着すると良いだろう。 肝心の操作性だが、写真の通り、極めて小さいキーボードは、飾り程度の機能性しか有しておらず、本格的にプログラムを打ち込むのは不可能に近い。 テンキーも装備されていないので、ダンプリストはおろか、往年のゲーム(テンキーの4682で左右上下とするゲームが多い)のプレイすらおぼつか無いかと思われた。 しかし、この点メーカに抜かりはなく、ゲームをプレイする際は、本体前面に引き出だして操作可能なジョイパッドを用意する事で、この問題を回避している。 実際に本体を手に取って見ると、そのコンパクトさゆえ、本当に88が入っているなんてにわかには信じがたい。 もちろん、現代の携帯ゲーム機の多くが32bitである事を考えると、実現が比較的容易であろう事は、想像に難くないのだが、そのギャップを頭で理解は出来ても、即座に生理的な理解には至らないのが我々世代。 実際に手に取って見て、その重量感と質感から、改めて現実だと言う事に気付かされる次第なのである。 もちろん、中身は8bitのパソコンであるから、現代の携帯ゲーム機はもちろん、携帯電話と比べても、性能面においては足元に及ばない。しかし、その昔、我々”おじさん”達を虜にした「夢」が一杯詰まっているという点においては、現行機をもってしても到底太刀打ちできない、大きなアドバンテージを有していると言えるだろう。 □製品情報 □PC-8801mkUSP modelCHのニュースリリース □関連記事 (2003年4月6日) [Reported by macotz]
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